いきさつ

川越町歩
    いきさつ  町名すとうりい

 社団法人 川越青年会議所 昭和60年の1月から取り掛かった記念誌、メンバー皆ちょっと変わった偏屈者が良く揃った。記念誌なんて発想はもともとコレッポッチモ無い。僕もそのひとりでした。
 趣旨は、「・・川越の様々な面の再発見と、新しい顔を見つけ、・・・。また、川越の顔である、城下町の歴史と文化を身近な所から感じ、単に近代都市として変貌するのではなく、日常生活に密着して、生きつづいている歴史と文化を、永く、次の世代に伝え、保存できれば幸いです。
部会長 和田尚也」で語られる。
 企画・アイディア・タイトル・編集の中心となったのが、神田高至君です。
実は、神田高至君は、平成12年 月に突然他界し、帰らぬ人となりました。
僕は、木のおもちゃのホームページを作り始めながら、川越のホームページ等を見るようになりました、川越のは、蔵と山車のまつりがほとんどです、何か抜けているのを感じざるを得ず、何だろと思っていました。
 そうこうしているうち、神田君の弔法がとどきました。その時、悲しみと共に、皆で苦労して作った『物見やぐら』のことを思い出しました。
 JC卒業後神田君は、商店街や囃子会で中心となって活動していました。家業の呉服屋を経営しつつ、『日常生活に密着して、生きつづいている歴史と文化を・・』率先して継承していたのです。
 川越町歩の原型は、神田君の『物見やぐら』です。
少しでも神田君の意思が伝えられたら、いいの
だけれど、どうでしょうか。

編集後記 抜粋

この地に生まれ育って35年、今回の取材、編集を通して、こんなにも川越のよさを見直したのは初めてです。
   愛すべき”かわごえ”
 永遠なれ!
     ”わがマチ・かわごえ”

                神田高至


 ・・・この記念誌を作るにあたり、ただの観光マップだけではなく、埋もれている川越の歴史・文化・隠れた名所を掘り起こそうと思った。・・
・・川越の様々な面の再発見と、新しい顔を見つけ、・・・。また、川越の顔である、城下町の歴史と文化を身近な所から感じ、単に近代都市として変貌するのではなく、日常生活に密着して、生きつづいている歴史と文化を、永く、次の世代に伝え、保存できれば幸いです。・・・

           部会長 和田尚也
川越青年会議所創立25周年記念誌
昭和60年5月26日発行
目次
よみがえれ!旧町名
町名すとうりい
昔の名前で出ています
職人ずくし
祭りばやしが聞こえる
囃子連けいこ場めぐり
旧町名を知らずして 
川越まつりは語れない
あんちっく絵図
御利益町歩
かわごえ蔵富亭 
幻の古道  レジャーMap


    鬼のつぶやき

     甍の鬼は見つめていた
     米の俵を積みあげて
     うちのお店が一番と
     覇を競い合う米問屋

     甍の鬼は聞いていた
     商屋の蔵の建て舞いの
     頭の唄う木遣歌

     甍の鬼はつぶやいた
     志義町 鍛冶町 南町
     生まれ育った町の名だけでも
     なんとか残しておけぬかと
     御天道様に頼んでみるか

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