赤間川 かっぱの会

赤間川のかっぺい
著 花井泰子
 長い日照りがつづいて、入間川の上流が干上がった日、赤間川に近い深い深い土の中で河童のかっぺいは目をさました。
 まわりの土が、からからに乾いてミシミシバリバリと割れる音がしていた。細い割れ目から明るい光がさしこんで、なまぬるい風が吹きこんできた。
「息苦しいよう、たすけてよう」
 あえぎながら夢中で土の上に、はいあがったかっぺいの鼻に、なつかしい水のにおいがしてきた。
「水だ!水だ!」
 ちいさな流れにたどりついたかっぺいは、

                             ・・・・・・・・略

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